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(株)明治 東北工場

牛乳のおいしさを追求し続けた
東北屈指の乳製品工場に潜入!

 2011年、グループ再編に伴い、明治乳業と明治製菓の食品部門により㈱明治が発足した。「明治おいしい牛乳」や「ブルガリアヨーグルト」など数多くの有名ブランドを製造している工場のひとつが、大和町の仙台北部中核工業団地内にある。牛乳やヨーグルトを扱う工場は全国に13あるが、東北工場は特に東北地方の生産・物流の拠点として製品をつくり、時には関東地方にまで、需要に応じた製品供給を行っている。
 工場は24時間365日、休むことなく稼働し続けている。生産者によって厳密に管理された良質な生乳を1日に受け入れる量はタンクローリー10〜15台分。新鮮な生乳は工場内で殺菌・加工される。牛乳は衛生面が非常に重要となってくるため、ラインの洗浄に1日の多くを費やすことも珍しくない。
 製造ラインはオートメーション化され、充填後、重量検査などを経て冷蔵庫に運ばれる様子を見ることができる。

 牛乳は他の会社との差別化が難しく、栄養はもとよりいかにおいしさを引き立てるかが重要となってくる。そこで東北工場で新たに開発・製造され、全国に先駆け東北地方で初めて販売されたのが「明治おいしい牛乳」だった。
 今や明治を代表するブランドとなっている「明治おいしい牛乳」。そのポイントとなっているのが、牛乳の本来のおいしさを実現する「ナチュラルテイスト製法」だ。牛乳は加熱殺菌する際、中に含まれる酸素が成分を酸化させてしまい、味を劣化させてしまう性質を持っていた。そこで加熱前に酸素の一部を取り除き、加熱時の酸化を防ぐことで生乳本来の風味を保つことに成功。このおいしさが全国的に大ヒットする要因となったのは言うまでもない。

東北が生んだ全国ブランド

工場と研究所による原料チェック、出荷前の品質チェックまで念入りな検査も美味しさの秘訣。

COLUMN

見どころスポット

食生活の大切さを伝える

 明治では、特に小学生を中心とした「食育セミナー」に力を入れている。これは工場で行われるものではないが、正しい食生活がなされないと子どもの成長の妨げになるということを知ってもらうために積極的に実施している。東北エリアでの利用者は年間およそ7000人。そのほか料理教室「クッキングサロン」では、乳製品を使って毎日の食事に役立つ食材の使い方や栄養の知識を学ぶことができる。

DATA

従業員 110名
※原則として、見学は小中学校からの受付のみ。
(個人での申し込み不可)

022-347-1661

〒981-3408 黒川郡大和町松坂平3-1
(仙台北部中核工業団地)

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