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内ヶ崎酒造店

宿場町の風情を伝える宮城県最古の造り蔵
手作りで守り続ける「鳳陽」の味わい

 奥州街道の宿駅として栄えた「富谷新町」。代々内ヶ崎家は参勤交代をする奥州諸藩や松前藩の大名の宿泊所となる「本陣」も務めたという。長い歴史を伝える風情ある佇まいを今も残している。
 酒造業を始めたのは寛文元年(1661年)。内ケ崎家二代目の作右衛門の時だ。造られた酒は、奥州街道の宿場で休息をとる大名たちや、地元住民に愛し親しまれてきた。
 県内最古の酒蔵として、一貫して手づくりの酒にこだわっている。妥協を許さない酒造りは鑑評会での数々の受賞歴となって現れている。29回全国酒類コンクール(全日本国際酒類振興会主催)で「鳳陽山田錦 大吟醸」が吟醸・大吟醸の部で「第1位」に選ばれるなど輝かしい勲章を得ている。
 地域に根づいた老舗蔵の顔を持つ一方、世界に対しても発信を続けている。平成21年(2009)にロンドンで開かれた世界規模のワイン品評会「IWCインターナショナルワインチャレンジ」SAKE部門で金賞を受賞。英国王室御用達の高級ワイン店に、初めて取り扱う日本酒として選出されるという栄誉も受けている。

 内ケ崎酒造店では、地域との連携で酒造りを行う取組もしている。地域づくりグループ「四季学校」が富谷町西成田地域で栽培した「まなむすめ」を原料米に作る「蓑かくし」というブランド。冬は「しぼりたて」、春は「原酒」、夏は「生酒」、秋は「秋あがり」というラインナップを提供している。この「簑かくし」を通して地域のふれあいの輪が広がっている。

地域づくりグループとのコラボで「蓑かくし」

地域の人たちとともに造り続けている蓑かくし。

スッキリしたのど越しの純米酒だ。

COLUMN

見どころスポット

すべてが手作業による酒造り

 明治初期のままの風情がある厚い白壁。その中で厳寒の冬の朝の寒さを利用し、南部杜氏たちの酒造りは行われる。酒造りは1年の内、10月末から翌年の4月にかけて。精米から、麹づくり、槽がけ、瓶詰めまで、ひとつひとつの所作・作法に幾人もの杜氏と蔵人によって磨き上げられた技が息づいている。

DATA

従業員 14名(2015年2月1日現在)
※受付は、電話、またはHPからお申し込み下さい。
※受け入れ時間応相談。

022-358-2026

〒981-3311 黒川郡富谷町富谷字町27

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